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歩人の方針

ごあいさつGREETING

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夫婦ふたりで貯めた僅かなお金だけを資本金に美瑛にきて歩人を建てたのが、昭和63年の秋。
紅葉の始まった森の中、それはそれは小さな建物でした。
家内が「まるで小人さんのお家のようね!」といった一言から、大好きな指輪物語の主人公を思い浮かべ種族名を店名に。
気持ちは「歩人」という当て字をつけたときのまま、焦らず一歩一歩、お客様に気に入っていただける商品とお店作りを心がけています。

そんな当店の製造の原点は「母親の作る家族の為の食事」
料理好きの祖母と母の元、和食の基本を見ながら育ったような気がします。
そして目指したのが、年配の方から幼児まで家族全員のために生まれた、ご飯に合う日本のやさしい味。

最初に生まれた「ウィンナー」、長女を授かった年、膨らんでいく妻のお腹を見ながら子供の食べやすい品物をと、しっかりした味でも、ぼやけていない味。
「スモークレバー」は、レバー嫌いの妻が産婦人科の先生にレバーを食べなさい言われ、四苦八苦しているのを見てレバー嫌いな人でも食べれるものをと考えました。
そうして一つずつ、家族や自分の好きになれる品物が生まれ、歩人の製品は品揃えを増やしていきました。

そんな、大切な人たちの輪の中で育った歩人の製品をお試しください。

発色剤(亜硝酸・硝酸)についての考察CONSIDERATION

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歩人では、添加物名:発色剤(硝酸カリウム・亜硝酸ナトリウム)を使用していますが、亜硝酸ナトリウムには様々な問題点が指摘されています。
その為、一部の業者によって発色剤を使用しない無塩漬・無添加なる製品が製造・販売されていますが、発色剤を使用することの意味と無塩漬の製品の危険性をご説明いたします。

ハム・ソーセージ等の食肉加工において、本場ヨーロッパでは亜硝酸の働きは無くてはならない物とされています。そのため、亜硝酸ナトリウム、及び、時間の経過とともに亜硝酸に変化する硝酸カリウムの添加は常識になっています。意識的に添加し始めたのは近代のことでしょうが、両物質は食肉加工が始まった当初からその役割を担っていたことは間違いありません。

食肉加工技術はヨーロッパの内陸地で発達したがゆえ、当然のことながら海塩ではなく岩塩の使用によって発達した技術です。岩塩には大量の硝酸塩が含まれており、塩漬けされた肉に浸透する過程で、硝酸還元菌によって硝酸塩が亜硝酸塩に変化してその役割を全うしてきました。しかし近代においては、管理された条件で必要最低量を添加することによって安全で美味しい加工品を作り出すことに成功しました。

発色剤は着色剤とは違い、色を付けるのではなく肉の色を保持するためのもので、肉は加熱すると茶色になるにもかかわらずハム類は加熱しても赤いままなのはこのためです。しかし、この働きだけがクローズアップされて発色剤という添加物名が付けられていますが、本来の大切な亜硝酸の働きは別なところにあります。それは非常に致死率の高いボツリヌス菌に対する静菌作用と、肉の獣臭を独特の風味に変化させるメイキングフレーバーとしての働きで、食肉加工技術の中で欠かせないものです。無添加の豚臭いベーコンを食べたことのある人には分かっていただけると思います。

反面、問題として亜硝酸塩とアミン(タンパク質が古くなって出来る)の化学反応によって生じる発ガン性物質であるニトロソアミンの問題が指摘されています。そのため古い歴史をもつ両物質が常に非難の的となっています。しかし本当はどうでしょうか。スーパーで売られている一般の食肉加工品ですら、野菜に比べれば亜硝酸の含有量は比較にならないほど微量であるのです。

以下、微力ながら非難に対する弁明を、というよりもお客様にとって不利益となりかねない一部業者による作為的な誤解を解消いただけるように努力してみたいと思います。

注)硝酸塩および亜硝酸塩の活性はそれぞれ硝酸根・亜硝酸根にあるが、特別の場合を除いて硝酸塩(主としてKNO3)・亜硝酸塩(主としてNaNO2)と表現しました。

発ガン物質 N-ニトロソアミンの発生メカニズムMECHANISM

畜肉や魚肉の主成分であるタンパク質は時間の経過とともに、タンパク質→アミノ酸→アミンへと変化していきます。そのアミンが酸性下(胃内)において亜硝酸と反応した場合に合成される、N-ニトロソアミンの発ガン性は現在確認されています。
野菜には多量の硝酸塩が含まれ(食物として摂取する硝酸塩の89.9%は野菜からです)、口腔内の硝酸還元菌により亜硝酸塩へと変化します。(食物として摂取する約93%が口腔内で硝酸塩から生成された亜硝酸塩です)

歩人の製品と野菜とに含まれる「亜硝酸根」の比較

食品衛生法基準値 0.07g/Kg 野沢菜漬 2.17g/Kg
歩人のウィンナー 0.014g/Kg 白菜 1.04g/Kg
歩人のロースハム 0.008g/Kg サラダ菜 5.36g/Kg
歩人のバラベーコン 0.007g/Kg キャベツ 0.435g/Kg

日々、硝酸塩をふくむ野菜を摂取することにより体内では多量の亜硝酸塩が作られており、そこにアミンに変化しやすい魚肉や冷凍肉などの鮮度の良くない畜肉を摂取する場合、胃内において反応してN-ニトロソアミンが生成されています。

結局、野菜類の硝酸塩を減らすこと(多量の施肥や育成期間の短縮のために使用される化学肥料のため、高硝酸塩野菜が出回っているため硝酸塩摂取量が増える傾向にある)が、N-ニトロソアミンの生成を防ぐ最大の対策であり、ひいては農業のありかたも改善していかなければならない広範囲な問題も孕んでいます。(化学肥料には多量は硝酸塩がふくまれているからです)

「硝酸塩の大部分は野菜から摂取している」と言っても、食肉加工における硝酸塩・亜硝酸塩の使用が絶対的に安全なわけではなく、鮮度の悪い畜肉(タンパク質がアミンに移行している可能性のため)に亜硝酸が添加された場合はN-ニトロソアミンの生成も起こりえます。そのため歩人では、原料となる豚肉は屠殺場より直接仕入れ、入荷した日に塩漬を行い、アミンが生成される前には加熱処理を終わらせる為、お食事中に歩人の製品による胃内でのニトロソアミンの生成は皆無といえます。

最後に、歩人の立場は添加物を擁護している業者ではなく添加物として加える硝酸塩・亜硝酸塩のみを弁明したにすぎないことをご理解ください。
無添加こそプロの売り言葉になっているのは皮肉なことです。なぜなら硝酸・亜硝酸が無添加であることによって得られる利益は消費者に少なく、生産者にこそあるからです。

職人としての考察CONSIDERATION

私は、添加物を1つ減らす為には、10の勉強と100の努力が必要だと考えています。
無添加というブランドに消費者の方が飛びつくのも知っていますが、職人として自分に嘘をつくような仕事はしたくないと思っています。

もちろん、亜硝酸にしてもその大切な働きを何らかの形で置き換える物が見つかれば、不必要と断定しますが、昭和53年に食肉加工を志して以来、現状では代わりになるものは無く、食肉加工品の製造には必要不可欠な物と確信しております。

発色剤にかかわらず、添加物を1つ1つ使用しないための努力がなされているかを良く確かめていただきたいのです。薄汚れた作業場で作られている無添加は毒だといえます。ソーセージ特有の弾力や歯ざわりの無い、ひき肉に香辛料を混ぜたような腸詰をソーセージとは呼んでいただきたくないし、焼き豚に煙をかけただけの物をハムとは呼んでいただきたくないのです。

どうか、安易な無添加製品に騙されること無く、本質を学び、安全でおいしい食品をお選びください。